一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が、2016年第2四半期のセキュリティ関連インシデント(発生事案)レポートを発表しています。
JPCERT/CCは、インシデントの認知と対処、インシデントによる被害拡大の抑止に貢献することを目的として活動している組織です(JPCERT/CCについて)。
レポートの概要をかいつまんでご紹介します。
この四半期(7月から9月)に寄せられた報告件数は3137件で、前四半期と比較して33%減少しています。内容を見ると、スキャン(システムの弱点探索)39.2%、Webサイト改ざん19.8%、フィッシングサイト(情報搾取目的の偽サイト)16.7%、マルウエアサイト(ウイルスソフト配布サイト)12.0%などとなっています。
Webサイト改ざんでは、不正なJavascriptが埋め込まれる事例が多く、PHPを使用したコンテンツ管理システムが被害を受けています。JPCERTコーディネーションセンターでは、「最新のバージョンにアップデートし、不要なテーマやプラグインを削除するなどの対策を実施すること」を推奨しています。
フィッシングサイトでは、金融機関を装ったものと販売サイトを装ったもので半数以上を占めています。また、クレジットカードのブランドサイトや、国内通信事業者のWebメールを装ったフィッシングサイトに関する報告が多く寄せられている、とのことです。
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