2016年10月20日

マルウェア「Mirai」のソースコード公開、米機関が注意を呼びかけ

この見出しだけだと意味が伝わりづらいですが、「サイバー攻撃に悪用されるファイルが公開されたため、さらなる攻撃に備えるよう注意喚起があった」ということです。


「Mirai」とは、監視カメラやルーターなどのインターネットに接続される機器(IoTデバイス)に感染する不正なソフト(マルウェア)で、9月に発生した史上最大規模のDDoS攻撃を引き起こしたともいわれています。IoTデバイスを走査し、よくあるアカウント名とパスワードの組み合わせを試してログインできれば乗っ取り、サイトへの大規模な一斉攻撃(DDoS攻撃)に使われてしまいます。
この悪質な「Mirai」のプログラムの元ファイル(ソースコード)が公開されたことでさらなる攻撃が懸念されるため要注意だ、というのが今回、米国土安全保障省のセキュリティ機関US-CERTが行った勧告の概要です。

この勧告に対して、それぞれの立場で対応すべき内容があります。

監視カメラやルーターなどのIoTデバイスについては、まず再起動を行ってください。「Mirai」はメモリに読み込まれているため、再起動で消去されます。その後、デフォルトのアカウント名・パスワードが使用されていないか確認すべきです。また、ほかの脆弱性が存在しないかメーカーの告知をチェックしたり、必要ならば、設定の見直しやファームウェアの更新なども行うとよいでしょう。
パソコンだけでなく、IoTデバイスもしっかりと管理する必要があるということなのです。

《参考URL》
* 大規模DDoS攻撃横行の恐れ、IoTマルウェア「Mirai」のソースコード公開で米機関が注意喚起  - ITmedia エンタープライズ

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